漆崎 健太
Urushizaki Kenta財務部
経理課
今の私の仕事
大学は国から割り振られる運営費交付金などの財源が常に適正な支出であるかを念頭に仕事をしています。
私の所属する経理課は、簡単に説明すると、お金の管理を行う部署です。
仕事は、大きく4つに分かれています。
物品の契約に関する仕事、実際のお金の入出を管理する仕事、旅費に関する仕事、そして総括を担う仕事です。
私はその中でも松岡キャンパス以外全てのキャンパスでの物品の契約に関する仕事を担当しています。
教員や各部局から「これを買ってほしい」という希望のあった物品について、窓口となって発注し、正しく納品されているかを確認する検収を行い、その後の支払いまで、購入希望者の手元に届くまでの全てが担当です。
発注業務以外にも、コピー用紙やトイレットペーパーといった大学運営に欠かせない日用品などは、都度都度の発注ではなく、通年同じ金額でスムーズに購入できるように予め業者と契約をしています。限られた予算の中でいかに安く早く契約するかも重要な役割で、時には、購入金額が妥当であるか調査して、価格について業者と交渉したり、大学にとってよりよい内容で契約手続きを行っています。
大学の教育や研究活動は、実は経理課が支えているんです。
大学の財源は、主に国から割り振られる運営費交付金ですが、国や県、企業からの補助金や共同研究費などもある事から、常に適正な支出であるかを念頭に仕事をしています。
こうした背景から、市内業者との関わりはもちろん、教員や各部局の方々とも強い繋がりを感じながら、日々業務に邁進しています!
大学職員を志した理由
様々なステークホルダーとの関わりを持つ中で、日々の業務が福井県内外の発展に大きく繋がる事が一番の魅力でした。
私は大学卒業までずっと福井県で育った事もあり、仕事を通して福井に恩返しをしたいという思いがありました。
大学卒業時には県内メーカーの営業職に就きましたが、勤務先が県外となり、仕事をする中で、やっぱり福井で一生過ごしたいと強く考えるようになった事が、福井大学のキャリア採用試験を受験するきっかけになりました。
大学職員はジョブローテーションを通し幅広い業務を経験することで、で自分をスキルアップさせられます。様々なステークホルダーとの関わりを持つ中で、日々の業務が福井県内外の発展に大きく繋がる事が一番の魅力でしたね。
仕事で体験した最高の瞬間
契約の仕事は小さな仕事の積み重ね。価格交渉で契約金額を抑えれたときは「よし!」と達成感を感じました。
契約関係の仕事は基本的に「発注・検収・支払」といったプロセスがあり、小さな仕事を積み重ねて進めていきます。
大きな金額の物品契約手続きの際には、他大学へ同じ物品の契約実績が無いかを問い合わせを行い、問い合わせ結果を参考にしながら、業者が提示してきた契約金額が妥当がどうかをしっかり検討します。
そういった実績確認や交渉を行う事で、依頼部局の予算内に契約金額を抑えられた時は、「よし!」と達成感を感じましたね。
これからの目標
民間企業からの転職経験を活かし、業務の改善余地を人一倍考えたい。今後も色んな業務に積極的にトライ。
やはり、民間企業からの転職経験の視点は強みですね。
適切な経理処理を行い、大学運営に滞りのない仕事を行う事はもちろんですが、民間企業からの転職経験を活かし、コスト意識を強く持ち、業務の改善余地がないかを人一倍考え、作業効率をあげていくことで、大学全体を支える経理課の仕事をより魅力ある仕事にできたらと考えています。
職場の雰囲気はよく、若手でも大きな仕事を任せてもらえますし、意欲的な意見も採用してくれるので、働きやすくやりがいの感じる職場です。
また、ジョブローテーションの期間も短いため、今後も色んな業務に積極的にトライし、福井大学に必要不可欠な人材となれるよう、前向きに仕事に取り組みたいです。
学生へのメッセージ
多種多様な仕事がある中で、自分は将来何のためにどんな仕事をしたいのか、時間をかけて自分としっかり向き合ってみてください。
学生期間が一番時間に余裕があり、自己を知れる絶好の機会です。
その中で、まずはどんな事にも挑戦し、経験する事で、自分の考えに軸ができると思います。自分なりのしっかりした考えを持つ事をイメージしながら日々を過ごす事で、自然と満足のいく業種・就職先に進む事ができると思います。
その結果、福井大学で一緒に働けたら、本当に嬉しいです。