募集要項
2015年度入職

宮﨑 詩織

Miyazaki Shiori

財務部
財務課

財務企画

今の私の仕事

国への予算要求が私の仕事です。予算要求を通じて、大学全体の取り組みが分かることが、財務課で働く魅力かなと思います。

私の所属する財務課では、大学全体の予算を管理しています。国立大学は、国からお金をもらって運営しています。国からもらったお金を学内に配分する時には、大学の将来像などを考慮して、より効果が高くなるように配分します。それから、配分した予算の効果を分析して、今後の配分に生かしたり、国への決算報告を行ったりするのが、財務課の主な仕事です。

財務というと、パソコンの前で、常に数字と向き合っているイメージがありませんか?実は、他の部署と連携したり、説明文書を作ることが多いです。例えば、国が大学の配分額を決める時の指標として、大学の情報公開があります。大学の取り組みを公開する資料には、大学全体の取り組みや数字を載せる必要があるので、財務課だけでは作れません。他の部署に趣旨を説明して、協力しながら資料を作っていきます。数字を読み解く力も必要ですが、他の部署と協力する力も重要だと思います。

私は、概算要求と呼ばれる、国にお金を要求する仕事を担当しています。概算要求では、どのような取り組みをするのか、達成目標は何かといった項目を明確に示します。その上で、どれくらいの金額が必要なのかを説明する資料を作り、国に提出します。資料を作るには、事務の知識だけでは不可能です。その取り組みを行う先生方の知識も借りながら、協力して資料を作っていきます。同じ学内でも、全く知らなかった取り組みなどもあるので、仕事を通じて、大学全体の取り組みが分かるのが、財務課で働く魅力かなと思いますね。

大学職員を志した理由

自分の担当教員が困っている姿を見たのがきっかけ。先生や学生が研究に集中できる環境をサポートしたいと思いました。

私は工学部出身の、いわゆるリケジョです。研究を進めるなかで、仕事を介して研究に携わりたいと思っていました。ですが、技術職や研究職になるイメージはありませんでした。この2つの希望が叶えられる仕事を探した結果、大学職員にたどり着きました。

研究室では、先生から「試薬や実験器具を買いたいけど、お金が少ない。」という声を聞いていました。また、説明会で「国からの予算が年々減少している。大学は自分で稼ぐ力が求められている。」ということを聞きました。この話を聞いて、資金運用などで予算を効率的に活用することができれば、予算を理由に研究を断念しなくて済むと思いました。先生や学生が、研究に集中できる環境をサポートできると思ったことが、大学職員の志望のきっかけでした。

仕事で体験した最高の瞬間

他の部署と協働して、1つの報告書を初めて作りあげました。予算獲得にも大きく貢献できたことにやりがいを感じました。

2019年度に、初めて「統合報告書2019」を作成しました。この報告書には、福井大学が行っている取り組みと財務情報が載っています。図や色を使って、なるべく分かりやすいものに工夫しました。さまざまな取り組みや数字を載せるには、多くの部署の協力が必要でした。仕事内容でも触れましたが、報告書を作っていくなかで、他の部署とコミュニケーションを取る力は、とても重要だと感じましたね。

この報告書を作り上げた結果、国からの予算配分率が一部向上しました。自分の仕事が直接的に予算の確保につながったことに、とてもやりがいを感じましたね。

これからの目標

未経験の仕事をしてみたいです。さまざまな経験や知識を身に付けて、後輩にアドバイスできるような先輩になりたいです。

今の目標は、国への予算の要求をしっかり行って、予算を確保していくことです。また、予算要求資料を作るには、他の部署の協力が不可欠です。他の部署との信頼関係も、日ごろから築いていきたいと思います。

今後は、まだ経験したことのない業務をしたいと思います。大学の仕事は幅広いので、自分の経験や知識を高めるためにも、未経験の仕事にチャレンジしたいなと思っています。これからは、私が先輩として、後輩を育てる立場になっていきます。後輩に的確なアドバイスができるように、勉強するのはもちろん、聞く力・伝える力も身に付けたいなと思いますね。

学生へのメッセージ

就職活動は、真剣に自分と向き合う大切な機会です。まずは、自分ができること、やりたいことを明確にしてください。企業選びの時には、HPを見るだけじゃなくて、色んな説明会に参加しましょう。視野を広くして、さまざまな業界・企業を見てください。就職先との出会いはどこに転がっているか分かりません。あなたがやりがいを持って働ける場所は、もしかしたら福井大学かもしれません・・・!

この先、就職活動を進めていくと、大変なことがいくつも出てくると思います。でも、最後の最後まであきらめないでください。みなさんが活躍できる仕事に就職できるよう、応援しています。

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