募集要項

福大クロストーク

大学の“社会的インパクト”を創出せよ!

「事務局企画力向上プロジェクト」、通称「J(事務局)K(企画力)K(向上)プロジェクト」。
地域社会に対して大学は何ができるか?そんな問題意識からスタートした活動だ。
プロジェクトの舞台は「勝山市」と「足羽山」。その活動の一端をご紹介。

  • Tさん

    T.Y

    所属:研究推進課

  • Aさん

    A.T

    所属:経営企画課

  • Sさん

    S.T

    所属:研究推進課

  • Oさん

    O.K

    所属:松岡キャンパス学務課

JKKって、何だ?

T.Y

若手職員が集まって、学生や先生と一緒に、地域のために何かできないか? そんな問題意識から始まったのがJKKです。

A.T

福井大学が立地する地域の課題を、地域の人たちと一緒に解決していこうと。2022年からスタートしました。

S.T

私たち職員は、日ごろそれぞれの部署でそれぞれの仕事をしているんですが、それとは別に、自分で興味を持ったプロジェクトに参加して活動する。あるいはプロジェクトそのものを企画し立ち上げ活動していく、そんな試みです。

O.K

参加するしないは自分で決める。プロジェクトの活動時間は業務扱いで、決して「サービス残業」でやっているものではありません(笑)

T.Y

このプロジェクトに参加している職員は延べ20数人。大学もプロジェクトへの参加を通じて職員が成長してくれることを期待していて、職場の上司や同僚も参加を後押ししてくれています。

2つのテーマで活動展開

S.T

「何をしようか?」 プロジェクトのメンバーで検討した結果、「勝山市」と「足羽山」がテーマとしてあがってきました。

O.K

勝山市では「多文化共生」をテーマにした活動を、足羽山では「かつて賑わっていた足羽山を活性化させる」をテーマに、それぞれの活動がスタートしました。

勝山市:多文化共生社会の実現

T.Y

勝山市は高齢化と人口減が急速に進む自治体。一方、地場産業である繊維産業には海外から働きに来る外国人が、毎年300人のペースで増えており、多様な文化的背景を持つ人々がどのように共生していくかが地域の大きな課題となっています。

A.T

福井大学でも海外からの留学生が増えており、多文化共生は大学としても重要なテーマ。「多文化共生社会の実現」に向けて、どんなことができるだろうか? そんな問題意識で始まったのが「JKK勝山市プロジェクト」です。

T.Y

「この指とまれ」方式で、相互に声をかけあってメンバーが集まりました。

A.T

私は勝山市出身なので、地元に貢献できればと。地域の事情についても分かっていますから。

ヒアリングから始めてイベントへ

A.T

初年度にやったのが、勝山市の会社で働く外国人へのヒアリング。「困っていること」とか「あったらいいなと思うこと」を教えてください、と。

T.Y

そんな声を集めて、勝山市の「わくわく文化フェスタ」というイベントにブース出展したんですよね。勝山で暮らしている6か国の国々の遊びや食べ物を紹介したり、ヒアリングした「困っていること」をまとめてポスター提示したり…

A.T

昨年度もブース出展し、各国の民族衣装を着た海外の人たちに出演してもらうなどしました。

T.Y

福井大学の学生や留学生、市役所の人たちや企業の人たち、企業で働く外国の人たちと交流しながら一緒に企画を考え、イベントを運営していくわけです。

A.T

イベントには幅広い年代の市民や市長も来場。「こんなに沢山の国の人が住んでいるとは」「いろんな国の文化を身近に感じられた」と好評でしたね。

市の政策を考えるきっかけにも

A.T

その過程で、勝山で暮らす海外の人たちの生の声に接します。例えば、ある国の女性からは「30歳になると結婚相手を強制的に決められ、帰国しなくてはならない。勝山でずっと暮らしたいが、どうすべきか」といったシリアスな悩みに接したり…

T.Y

こんな声を市の職員の方々と共有することで、様々な人が暮らしやすい街づくりに一石を投じることができるのではないか、と。

A.T

市の政策を考えていくためのきっかけになればいいと思いますね。

T.Y

イベントの他にも、勝山市で生活するためのガイドブックを多言語でつくったり、ゴミの捨て方の動画を作ってSNSにアップしたり…国際地域学部の学生たちと一緒にアイデアを出し合いながら、いろんな試みを実行しています。

足羽山をバズらせる!

S.T

足羽山プロジェクトは、「足羽山を活性化したい」と活動をしていた市民団体(一般社団法人足羽山こどもとあそぶLab)との共同で始まりました。

O.K

街からも大学からもほど近く、かつては賑わいをみせていた足羽山。2024年の北陸新幹線の敦賀延伸を機に、若年層が集まるエリアとして活性化できないだろうか、と。

S.T

そこで「足羽山をバズらせる!」をキーワードに、市民団体と福井大学の学生、地元企業と共同で活動を展開していくことになったのです。

O.K

学生からはいろんなユニークなアイデアが出てきました。山を舞台にした謎解き脱出ゲーム、日本一長い流し蕎麦、恋活イベントなどなど…(笑)

ランタンイベント開催

S.T

その結果「やろう」と決まったのが「ランタンイベント」でした。竹でランタンを手作りし「夜の足羽山を探検しよう」と。

O.K

ちょうど福井市では手入れされず放置されていた足羽山の廃竹林が問題になっていて、市役所の人たちとも課題を共有できるだろう、と。こんなふうに様々なセクターの人たちを巻き込みながら、イベントが開催されました。

S.T

2023年、2024年に開催された「足羽山ランタンナイト」には一般の家族連れなど多くの人たちが参加してくれましたね。

O.K

市民団体と学生から始まったプロジェクトですが、地元企業や市役所、金融機関などを巻き込みながらやってきましたが、目標とするのは足羽山の活性化。単発のイベントで終わらせたくない。これからどのように発展させていくのかが課題ですね。

プロジェクト参加で得たもの

S.T

学生と一緒になって、彼らの自由な発想を調整しながらプロジェクトをマネジメントしていくことが、すごくいい経験になりました。将来、部下ができた時の練習になるなあと思いながら、活動を楽しんでいます(笑)

O.K

大学の他部署の人と協働するのも楽しいですが、ふだん接しない企業や役所の人たちと交流できること。視野が開けます。交流で培った人脈は、大学職員としての仕事にも活きてくると思います。

S.T

プロジェクトで私は、企業などから資金を調達してくる役目もしました。大学職員としていろんな申請書を作る仕事をしているのですが、そのスキルが別の分野で活かせたのがうれしかったですね。

T.Y

福井大学は産学連携を積極的に進めており、それが大学の特徴ともなっています。けれどJKKプロジェクトでは「産」にとどまらず「異文化」や「公共」とも連携していく活動。もちろん企業人とも接することができる。学生にとっても、大学職員にとっても、価値ある経験の場となっていますね。

A.T

JKKプロジェクトのように、大学が社会と関わりを持つ活動は、多くの大学では教員が主体となって進められます。けれど福井大学では、我々若手の事務職員から発信し、進めていく。全国的にも特色ある取り組みだと思います。

T.Y

プロジェクトは6年ひとつの単位として進めており、やがては私たちの手を離れてゆく日が来ます。私たちの手を離れた後も、社会に定着していってほしい。それぞれのプロジェクトが自立し自走できるように…それがこれからの課題です。

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